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相変異 (細菌)[あいへんい] 相変異()とはサルモネラ属菌などに認められる免疫回避機構の1つ。サルモネラ属菌の他に大腸菌(''Escherichia coli'')や淋菌(''Neisseria gonorrhoeae'')などで認められる。 == サルモネラ菌の鞭毛相変異 == サルモネラにはO抗原とH抗原があり、H抗原には1相と2相という、異なった構造と性質を持つ抗原相がある。 この二相の間をH抗原は変異する。 サルモネラに感染した宿主がH1抗原に対する抗体をつくりはじめると、今度は第2相の鞭毛を作り始める。これにより、宿主の免疫防衛システムから逃れようとする。 培地上においては、第2相の鞭毛を作ったサルモネラが増殖した培地へ抗H2抗原の抗体を注入して増殖させると、再びH1抗原を発現した鞭毛をもつサルモネラ菌が増殖する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「相変異 (細菌)」の詳細全文を読む
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